気温変化に要注意 15日(木)も時季外れの高温だが 夜以降は気温急降下

 きょう(水)は全国的に気温が高く、太平洋側は20℃を超える所がある見込み。あす15日(木)にかけても、時季外れに生ぬるい風の吹く地域が多いが、きょうより雨の範囲が広がりそうだ。また、あす(木)の夜以降は、日本海側を中心に急に寒くなるので、劇的な気温変化に注意が必要となる。積雪の多い地域は、なだれや融雪による土砂災害にも注意が必要だ。

服装に注意

 きょう(水)は全国的に気温が高く、北陸や北日本で平年を10℃前後も上回る見込み。今夜以降も南風の影響であまり気温が下がらず、あす(木)は西日本や北陸で、最低気温が10℃以上の所がありそうだ。2か月ほど先の数値で、山陰や東北にいたっては5月上旬並みの気温の所がある見込み。

 日中も多くの地域で、2月半ばとしてはかなり気温が高くなりそうだ。関東などは次第に風が強まる面を差し引いても、これまでと同じ服装で出かけると汗ばむくらいかもしれない。昼間はオフィスの暖房を弱めたりするなど、なるべく快適に過ごせる工夫が必要になりそうだ。

<15日(木)の予想最高気温>
 23℃ 宮崎
 22℃ 大分、熊本、鹿児島
 20℃ 東京、さいたま、水戸、金沢、松山、福岡
 19℃ 横浜、富山、大阪、長崎
 18℃ 仙台、福島、前橋、福井

気温乱高下

 西日本の太平洋側はきょう(水)から雨の降る所があり、あす(木)も九州南部は午前中を中心に雨、四国~東海は日中いっぱい雨で、雷を伴う所がありそうだ。山陰や北陸も、午後は次第に雨や雷雨の所が多くなる見通し。関東は午前中は晴れるが、南部沿岸は南寄りの風が強まり、夜は沿岸部ほど雨が降りやすくなりそうだ。

 あす(木)の昼間は注目に値する高温だが、前線通過後の夜以降は、日本海側で一気に寒くなる見込み。16日(金)の山陰、北陸、北日本は、真冬の服装が必須で、17日(土)朝は太平洋側を含めて冷え込む地域が多い見通し。ただ、すぐに気温は上昇に転じて、日曜日は全国的に暖かくなりそうだ。来週はここ数日と同様、暖かい状態から再び冬の寒さに急転するので、体調管理に十分な注意が必要となる。

(気象予報士・高橋和也)

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