アドレス公開状態で37人にメール誤送信 伊万里実高職員がミス、情報流出はなし

 佐賀県教育委員会は13日、伊万里市の伊万里実業高の職員が学校行事に関する電子メールを、受信者全員のメールアドレスが見ることができる状態で誤送信していたと発表した。13日までに保護者や住民ら関係者37人に対し、謝罪するとともにメール削除を依頼。第三者への情報流出がないことを確認した。

 県教委によると8日午後5時ごろ、職員が公用の個人アドレスから、本来は宛先を伏せる「BCC」欄で送信するところを、誤って全員のアドレスが見られる「TO」欄で送った。関係者からメールが届いていないという連絡を受け、職員は同日午後8時ごろ、私的なメールアドレスから同じ方法で送信。別の職員がミスに気づき、発覚した。

 関係者への説明会を同校で9日に開いて謝罪した。県教職員課は「個人情報を適切に取り扱うよう周知、徹底するよう学校側に注意喚起した」と説明している。(大田浩司)

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