不正薬物23年2.4トン押収 過去2番目、大口摘発で

 財務省は14日、税関による関税法違反事件の2023年の取り締まり状況を公表した。覚醒剤や大麻など不正薬物の押収量は前年比79%増の約2406キロとなり、過去2番目の高水準だった。大口の密輸事件の摘発があった。

 内訳は、覚醒剤が前年の約3倍となる約1978キロに増えた。大麻は70%減の約142キロだった。麻薬は47%増の約276キロで、うちコカインが大幅に増加した。指定薬物は45%減の約11キロだった。

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