「髪引っ張られ 奴隷扱い」"黒塗り"で覆われていた事実…中1女子生徒いじめ自殺 遺族の求めに応じ札幌市教委 改めて公表―当時の校長や担任ら8人処分

札幌の中学1年の女子生徒が2021年に自殺した問題で、報告書の黒塗り部分が公表され、女子生徒は髪の毛を引っ張られたりするなどのいじめを受け、奴隷扱いされたと訴えていたことが分かりました。3年前、中学1年の女子生徒が自殺した問題をめぐっては、札幌市教育委員会が2023年いじめが原因だったとする報告書を公表しましたが、具体的な内容は黒塗りで、遺族などが改善を求めていました。これを受け市教委は、2月14日黒塗りの大半をはずした報告書を改めて公表しました。その中で女子生徒は、同学年の生徒から髪の毛を引っ張られたり奴隷扱いされたと訴えていたことが分かりました。いじめは小学校から続いていて市教委は、対応を怠ったなどとして当時の校長や担任らあわせて8人を懲戒処分などとしました。

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