開園時建立の記念塔がライトアップ 50周年を迎えた維新百年記念公園 2月18日から29日まで

 昨年11月に開園50周年を迎えた維新百年記念公園(山口市維新公園4)が、「記念塔ライトアップ」を、2月18日(日)から29日(木)まで実施する。

 

 同公園の開園時に建立された記念塔および周辺の樹木を、午後6時頃から10時までライトアップ。「来園者に一層親しまれ、愛着を持っていただける公園づくりに向けて実施する。幻想的な景観をぜひ楽しんで」と、同公園を管理運営する山口県施設管理財団は、来場を呼びかけている。

 

 初日の18日午前10時からは記念行事も開催。93点の作品が寄せられた「開園50周年記念写真コンテストin維新公園」の表彰式や、写真集・イメージアップロゴマークの発表などが維新大晃アリーナであり、続いて11時10分からは「せせらぎ護岸」周辺で記念植樹が実施される。

 

 同公園核施設の陸上競技場は、1963年(昭和38年)10月に開かれた第18回国民体育大会(山口国体)のため、同年5月に完成。そして1967年(昭和42年)に、国が「明治百年」を記念して全国で10カ所指定した「明治百年記念森林公園」の一つとして、同競技場周辺の整備が決定した。その後、造成や植樹が行われ、記念塔も建立。「維新百年記念公園」として、1973年(昭和48年)11月22日に開園した。

 

 

 開園後も、1981年(昭和56年)7月に山口県児童センター、1984年(昭和59年)5月にスポーツ文化センター(アリーナ・レクチャー・武道館など)、1988(昭和63年)3月にラグビー・サッカー場、同年7月にテニス場の全天候型コートへの改良(16面)、1991年(平成3年)3月に弓道場、1994年(平成6年)に野外音楽堂(ビッグシェル)などの整備が進められていった。現在は、敷地面積43.5ヘクタールに、これらの施設とともに、約8万本の樹木が育っている。

 

 2011年(平成23年)3月には、陸上競技場が全面改築。同年10月には同競技場を主会場に「第66回 おいでませ!山口国体・山口大会」も開かれた。ネーミングライツの導入により、同競技場は2018年(平成30年)から「維新みらいふスタジアム」、スポーツ文化センターは2019年(平成31年)から「維新大晃アリーナ」の愛称で呼ばれるようになった。

 

 同財団は「元気・感動・安らぎの夢空間~誰もが思い思いの目的で訪れ、明日への活力を感じてもらえる維新公園」をキャッチフレーズに、「『スポーツ元気県やまぐち』実現の中核的施設」「幅広い世代が楽しめる『安らぎの空間』」「『地域の元気と賑わい』を創出する舞台」の三つを基本コンセプトに掲げている。新たな50年に向けて、「『みんなの公園』として、より親しんでもらえるよう」、今後も運営を進めていくという。

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