北朝鮮が巡航ミサイル数発 今年5回目、異例の頻度

 【ソウル共同】韓国軍合同参謀本部は14日、北朝鮮が同日午前9時(日本時間同)ごろ、東部元山の北東方面の日本海側に巡航ミサイル数発を発射したことを確認したと明らかにした。米韓両軍が飛距離や軌道など詳細を分析している。

 北朝鮮は1月下旬以降、核弾頭の搭載が可能とする巡航ミサイルの発射訓練を異例の頻度で繰り返しており、今回で5回目。今月2日には西方の黄海側に発射し、「超大型弾頭」の威力を確かめたと翌日主張した。

 北朝鮮が発射を重ねている戦略巡航ミサイル「ファサル(矢)」は、韓国側の推計によると飛距離1500~2千キロほど。低空を飛行し探知が容易でないとされる。

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