レイズが救援右腕アダムとの年俸調停に勝利 今季年俸270万ドルに

MLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者によると、ジェイソン・アダム(レイズ)の年俸調停は球団側が勝利を収めたようだ。レイズとアダムのあいだで年俸調停が行われるのは2年連続であり、昨オフは選手側が勝利(選手側の希望額177万5000ドル、球団側の提示額155万ドル)。今オフは選手側が325万ドルを希望していたのに対し、球団側は270万ドルを提示していたが、年俸調停の結果、球団側の主張が認められた。メジャー7年目を迎えるアダムの年俸は270万ドルとなる。

現在32歳のアダムはメジャー5年目の2022年、31歳でメジャー定着を果たした遅咲きのリリーフ右腕。2018年にロイヤルズでメジャーデビューし、ブルージェイズ(2019年)、カブス(2020~21年)を経て2022年にレイズへ移籍すると、自己最多の67試合に登板して2勝3敗8セーブ、22ホールド、防御率1.56の好成績をマーク。昨季は56試合で4勝2敗12セーブ、11ホールド、防御率2.98と引き続き安定した活躍を見せた。

アダムは今季がメジャー7年目だが、最初の4シーズンはメジャーとマイナーの往復を繰り返していたため、サービスタイム(=メジャー登録日数)はまだ3年以上4年未満。よって、レイズはアダムがFAになるまでに、今季も含めてあと3年保有できる。昨オフに「スーパー2」として年俸調停権を取得。今季は年俸調停権を取得してから2年目のシーズンとなる。

今オフはメジャー全体で11選手の年俸調停が終了しており、アダムの結果を含めると、ここまで選手側が7勝、球団側が4勝。なお、レイズはまだ指名打者のハロルド・ラミレスとの年俸調停を残している。メジャー全体では、ほかにルイス・アライズ(マーリンズ)、タナー・スコット(マーリンズ)、ライアン・オハーン(オリオールズ)、アレック・ボーム(フィリーズ)の4選手が年俸調停の結果待ちとなっている。

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