韓国インフレ率、今年は2.5%に シンクタンクが予想引き下げ

[ソウル 14日 ロイター] - 政府系シンクタンクの韓国開発研究院(KDI)は14日に発表した最新の経済予測で、インフレ率がこれまでの予想よりも速いペースで鈍化し今年末までに韓国銀行(中央銀行)の目標付近に達するとの見通しを示した。

インフレ率は2023年の3.6%から24年に2.5%に低下する見込み。3カ月前の予想は2.6%だった。

KDIは高水準の金利に言及し、「インフレ率は内需低迷により、前回予想よりもやや速いペースで鈍化する見通しだ」と指摘。24年末には物価安定目標の2.0%付近に達するとした。

経済成長率は23年の1.4%から24年に2.2%に加速するとし、前回予想を据え置いた。リスク要因として中東の紛争や中国不動産市場低迷、国内建設業者の債務再編を挙げた。

© ロイター