財務省は14日、調達した資金を脱炭素の取り組みに充てる「GX（グリーントランスフォーメーション）経済移行債」の買い手を募る入札を初めて実施した。約8千億円の発行を予定、償還期間は10年とした。
入札の結果、国債の額面価格に対し、どのくらいの割合の利子を買い手に支払うかを示す「表面利率」は年0.7％。応募者利回りは0.740％だった。2兆3212億円の応募があり、7995億円が落札された。
GX移行債は国債の一種で、政府の借金になる。通常の国債と区別するために個別銘柄として発行。23年度は計1兆6千億円程度の発行を予定しており、27日に償還期間5年のGX債の入札を実施する。
