【DeNA】山本祐大捕手、侍ジャパン初選出「一度は着たいと思っていたユニホーム」

代表に選ばれ笑顔を見せる山本=宜野湾

 野球日本代表が3月6、7日に欧州代表と戦う強化試合(京セラドーム大阪)で、横浜DeNAベイスターズの山本祐大捕手(25)が選出された。

 これまでのキャリアでも日の丸を背負うのは初めて。吉報を受け、横浜DeNAの山本は「素直にうれしい。一度は着たいと思っていたユニホーム。かっこいいなと思いながら見ていた。着るからには気持ちを引き締めてやりたい」。昨季後半戦に台頭した強肩捕手が、一気にブレークを狙う。

 春季キャンプ序盤に宜野湾を訪れた侍ジャパンの井端監督からは「体が大きくなっているね。期待しかないです」と声を掛けられた。

 昨年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本代表は世界一を奪還。チームメートで同学年の牧や、米大リーグ入りしたエース今永が戦う姿に、山本は「ファン目線じゃないが、毎試合見ていて刺激になったし、一野球人として目指すべき場所」と決意したという。

 代表戦の印象は、2009年WBCの決勝、韓国戦で見せたイチローさんが放った伝説の中前2点打だ。「興奮したのは覚えている。録画してずっと見ていた。何試合も見た。寝る前とか」と山本。他球団の投手のボールを受けられる貴重な機会になる。「財産、経験になるので、色んな投手と組みたい」と憧れの日の丸を背負い、成長する。

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