アンソニー・デイビスが八村のディフェンスを評価「間違いなく成長している」

ロサンゼルス・レイカーズのダービン・ハムHC(ヘッドコーチ)は八村塁をスターティングラインナップに据え、「この先はこのメンバーで定着させたい」と語っている。負傷離脱中のジャレッド・バンダービルトに代わり先発入りを果たした形となっているが、実際に八村が先発した直近4試合の戦績は3勝1敗と好調だ。

ディフェンスの名手であるバンダービルトに取って代わる役割を期待されているだけに、八村にかけられているチームの期待は大きい。フォワードとしてプレーする八村がマッチアップする選手は、時にはジェイソン・テイタム(ボストン・セルティックス)のような点取り屋になり、時にはニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)のようなビッグマンになる局面もあり、いずれにしても容易に守り切ることができるような相手ではない。アンソニー・デイビスによると、八村はディフェンス面で今以上にステップアップするようチームからプレッシャーをかけているという。現地メディア『lakersnation』の記事によれば、2月10日(現地時間9日、日付は以下同)のニューオーリンズ・ペリカンズ戦後のインタビューでデイビスは次のように語っている。

「僕たちは塁にディフェンス面でプレッシャーをかけている。今夜、彼はザイオン(・ウィリアムソン)とBI(ブランドン・イングラム)という2人のスコアラーとマッチアップした。もちろん重要なのはチームディフェンスだけど、彼はリーグ屈指のウイングプレーヤーとシーズンを通してマッチアップして、よくやっているよ。彼は間違いなく成長したね。彼にはディフェンスの能力が十分にあるし、それ以上に、(21得点を挙げた)今夜見せてくれたようなオフェンス面でも良い点をもたらしてくれる。彼がディフェンス面で大きな役割を担っているときは、彼はやってくれると信じているし、僕達はバックサイドで支えていくよ」

オフシーズンにレブロン・ジェームズやアシスタントコーチのフィル・ハンディーとワークアウトを行い、特にオフェンス面でステップアップした八村。チームメートの負傷離脱という背景が重なり、シーズン中にディフェンス面での成長が大きく期待されている。

デイビスは八村のチャレンジについて「彼はこの挑戦を受け入れている」と語っているが、屈強な対戦相手から学び、試合を通して成長を見せていくような展開を期待したい。レイカーズは14日にデトロイト・ピストンズをホームで迎えたのち、オールスターを挟んでユタ・ジャズとゴールデンステイト・ウォリアーズとのアウェー2連戦を控えている。

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