レアル戦での“得点取り消し”に異議を唱えたライプツィヒ指揮官「ファウルでもなければオフサイドでもない」

ライプツィヒを率いるマルコ・ローゼ監督が、主審の判定に疑問を投げかけた。13日、ドイツメディア『スカイ』が同監督のコメントを伝えている。

チャンピオンズリーグ(CL)・決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)ファーストレグが13日に行われ、ライプツィヒ(ドイツ)とレアル・マドリード(スペイン)が対戦した。試合は、スコアレスで迎えた48分にブラヒム・ディアスが圧巻の個人技から鮮やかなミドルシュートを叩き込み、レアル・マドリードが先制に成功。そのまま1-0で終了し、準々決勝進出に向けレアル・マドリードが先勝した。

前半立ち上がりの2分には、コーナーキックのセカンドボールに反応したザヴェル・シュラーガーがペナルティエリア内にボールを送り、ベンヤミン・シェシュコがヘディングでネットを揺らし、先制したかに思われたライプツィヒ。しかし、ベンヤミン・ヘンリヒスのポジションがオフサイドと判断され得点は認められず。オンフィールド・レビューによる確認も行われなかったことで、ライプツィヒにとっては疑問が残る判定となっていた。

試合後のインタビューに応じたローゼ監督は、疑惑のシーンについて、「スタジアムの誰もが見ていたと思う。ファウルでもなければオフサイドでもない。それだけだよ」とコメント。「VARがある時代には、そして他の誰もが見ることができる時代に、ああいうことは起こってはならない」とゴールが認められるべきであったと主張している。一方で、「それでも私は彼らも人間だと信じている」と述べながら、「もし彼らが自分のミスに気づいたなら、それを受け入れ許す必要がある。それは常に重要なことだと思う」と自身の考えを示した。

また、“救われた側”であるレアル・マドリードの選手も主審の判断について言及している。スペイン紙『アス』は、「最終的に彼は邪魔だったのでオフサイドを宣告したと思うが、GKはボールに手が届かなかったので、ゴールを与えなければならなかった」というドイツ代表MFトニ・クロースのコメントを掲載。一方、同紙のアナリストであるイトゥラルデ氏は、「これはGKへの物理的な妨害だ」とヘンリヒスとGKの接触が判定に影響を与えたと指摘しつつ、ゴール取り消しの正当性を説明している。

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