佐々木麟太郎がスタンフォード大へ進学 OBに名投手ムシーナなど

日本時間2月14日、プロ志望届を提出せずにアメリカの大学へ進学することを目指していた花巻東高の佐々木麟太郎内野手がスタンフォード大へ進学することを同大学が発表した。MLB公式サイトのセオ・デローサ記者は花巻東高について「大谷翔平(ドジャース)や菊池雄星(ブルージェイズ)らの母校」と紹介。「佐々木は大学で3シーズン過ごしたあと、MLBのドラフト指名を受ける資格を得る」と伝えた。また、佐々木についてはメジャー通算319本塁打の強打者の名前を持ち出し、「日本のプリンス・フィルダー」と紹介している。

デローサ記者は「佐々木は日本の高校生記録を更新する通算140本塁打という驚異的な数字を残し、花巻東高での現役時代、打率.413、出塁率.514、長打率.808をマーク。三振の2倍の四球を記録した」と佐々木の実績を紹介。「スタンフォード大への進学が決まる前、NPBのドラフトでは1位指名候補に挙げられていた」と伝えた。

スタンフォード大は過去に3度、カレッジ・ワールドシリーズに出場し、多数のメジャーリーガーを輩出している名門。OBにはナックルカーブを武器に通算270勝を挙げ、殿堂入りを果たした名投手マイク・ムシーナ、ホワイトソックスのエースとして活躍し、1993年にサイ・ヤング賞を受賞したジャック・マクダウェル、通算99セーブを挙げたドリュー・ストーレン、ゴールドグラブ賞7度の名捕手ボブ・ブーン、2008年に36本塁打を放ってシルバースラッガー賞に輝いたカルロス・クエンティンらがいる。

現役ではトミー・エドマン(カージナルス)、オースティン・スレイター(ジャイアンツ)、ニコ・ホーナー(カブス)、カル・クアントリル(ロッキーズ)、クリス・ブービッチ(ロイヤルズ)らがメジャーの舞台で活躍中。佐々木は彼らに続く選手となれるか。日本の高校球界最強スラッガーの今後には日米の野球ファンから大きな注目が集まりそうだ。

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