侍ジャパン・井端監督「先を見据えた…」大学生を4人選出した意図

侍ジャパンは14日、3月6日、7日に開催される「カーネクスト 侍ジャパンシリーズ2024 日本vs欧州代表」に出場する日本代表のメンバーを発表した。

投手12人、捕手3人、内野手7人、外野手6人の28人で戦う。代表選考のポイントについて井端弘和監督は「代表経験者、何度か入っている経験、初めての人、バランス良く選べたかなと思います」とし、「今年秋にあるプレミア12 に向けて新たな選手の発掘、経験者を呼んで伝える事は伝えてほしいという目的と、その先のWBC、オリンピック予選、オリンピックに向けての新しい力をバランス良く選べたと思います。これから日本を背負って立つ選手だと思います」と意図を説明した。

今大会ではプロだけでなく、金丸夢斗(関西大)、中村優斗(愛知工業大)、宗山 塁(明治大)、西川史礁(青山学院大)と4人の大学生が代表入りを果たした。井端監督は「今年のプロ野球のドラフトでは入ってくる間違いない選手だと思います。入団してすぐに侍ジャパンに入るだけの力は持っているとおもいます。その先を見据えた、WBCだったりオリンピックという所では、学生の間に一度ユニフォームを着ておくのも彼らにとってはプラスかなと」と代表に選出した理由について語った。

その中でも注目は、今秋のドラフト1位候補の宗山。井端監督は「大学1年生の時に初めて見ましたけど、ショートについている姿は華があったと思いますし、昨年の大学ジャパンの合宿に臨時コーチで行かせて頂いた時に色んな角度から守備を見させて貰いましたけど、何ももう言う事がないなと。学生のうちに何も言う事がないのはびっくりしたので、一番は守備かなと思います」と太鼓判を押した。

代表で柱になっていく選手については、「代表に長くいる源田選手だったり、近藤選手、村上選手に関しては今回学生もいますので、代表っていうのはこういうものだというのを若い選手に見せていってくれればいいかなと」と源田壮亮(西武)、近藤健介(ソフトバンク)、村上宗隆(ヤクルト)の名前を挙げ、引っ張る活躍を期待した。

最後に井端監督は「前回(2015年)親善試合は1勝1敗だった。ヨーロッパも力を付けているのは間違いないので、必ずそこを打ち破って連勝したいと思います」と決意を述べた。

(取材=ニッポン放送アナウンサー・大泉健斗)

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