アスレチックス コロシアムのリース契約延長について市と協議へ

スプリング・トレーニングの開始が迫るなか、ラスベガスへの本拠地移転を控えているアスレチックスは、来季以降の本拠地球場が未定という大きな問題を抱えている。本拠地オークランド・コロシアムの現行のリース契約は今季限りで終了。この問題に対処するために、アスレチックスはオークランド市とアラメダ郡の関係者と会談し、リース契約の延長について話し合いを行う予定となっているようだ。これにより、アスレチックスが来季以降もオークランドに残留する可能性が出てきた。

アスレチックスは現在、本拠地をラスベガスに移す方針を固めている。この移転は昨年11月、MLB機構によって承認された。しかし、ネバダ州に建設される予定の新球場は2028年オープン予定。よって、アスレチックスは2025年から2027年までの3シーズン、本拠地として使用するための球場を見つける必要が出てきた。デービッド・フォーストGMによると、球団の将来が不透明であることは、FA選手と複数年契約を結ぼうとした際にネガティブに作用しているという。

先月、ジョン・フィッシャー・オーナーとデーブ・カバル球団社長をはじめとするアスレチックス関係者は、仮の本拠地候補としてサクラメントのサターヘルス・パーク(ジャイアンツ傘下AAA級の本拠地)とソルトレイクシティのスミス・ボールパーク(エンゼルス傘下AAA級の本拠地)という2つのマイナーリーグ球場を視察。アスレチックスはサクラメントとソルトレイクシティを候補地として残しつつ、1968年から本拠地としているオークランドに残留する可能性も模索するようだ。

移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」によると、アスレチックスは「NBCスポーツ・カリフォルニア」と2033年シーズンまでの放映権契約を結んでいるが、アスレチックスがベイエリアから撤退した場合、この契約は失効する。そうした状況を踏まえ、同サイトは「アスレチックスが引き続きテレビ放映料を得たいのであれば、オークランドに残ることが最善策かもしれない」と伝えている。

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