バレンタインデーのプレゼントは既にお決まりだろうか――。ゴルフ好きの恋人や父親への定番の贈りものといえば、ボールやクラブをモチーフにしたチョコレートが思い浮かぶ。コンペ用の景品としても用いられる安価なものから、有名パティシエが手がけた高級品まで、その種類はさまざま。そこで近年発売されたゴルファーにターゲットを絞ったスイーツの値段を調べた。
■まさにスリーブチョコ！ 410円で3個入り
調査の結果、ECサイトで見受けられるもので一番安値で売られていたものは、ユニークなパッケージが魅力のオリジナルチョコを販売している「チョコレートスタジアム」の「ゴルフボールチョコナイスショット」410円（送料別／価格は全て税込表示）。バレンタインのプレゼントに限らず、コンペやイベントに使用できるデザインで、スリーブ箱を模倣したパッケージは色違い赤と黒から選べ、中にはボール型のトリュフチョコ3個が入っている。
■コンペでのウケ必至！ 864円ランドクシャ
義理チョコ用というよりは、コンペの景品に重きを置いた商品だが、準チョコレートを挟んだ焼き菓子ランドクシャ864円の「ゴルフが恋人」もゴルファー向けの定番ギフト。ホワイトラングドシャ10枚入りのギフトセットの箱には、スイングしている男性のシルエットに、『家庭よりも、仕事よりも…』というキャッチコピーが表記され、表彰式での盛り上がりまで計算されたデザインが施されている。
■ホットミルクにぽとり！ 1188円ボールセット
1000円台のボール型チョコでは、神戸老舗メーカーの「マキィズ」が販売している「ゴルフボールチョコレートギフトセット」1188円がお勧め。ボール型の半球チョコ3個、ダーク、ミルク、ホワイト各1個ずつ入っており、クラブ型のマドラーも入った心にくい演出が魅力だ。そのまま口にするも良し、80度に沸かした80～100ccのホットミルクに溶かしても良し。ユニークさだけでなく、味にもこだわったセットとなっている。
■高級ホテルが手がける！ 2500円ボールショコラ
2000円台になると、デザインも味も高級志向のテイストが高まり、ラグジュアリーホテル「グランド ハイアット 東京」のゴルフボールショコラは3個入りで2500円（配送可）。ボールの中にはチョコレートでコーティングされたパフが詰まっていて、さくっと食べられる食感も魅力。既にバレンタインデーバージョンは完売となっているものの、3月に登場するホワイトデーコレクションには、ストロベリーチョコレートでできた“カラーボール”チョコが発売されるとのこと。
■ゴルフ場開場記念！ 3564円 名パティシエとのコラボチョコ
3000円台では、2021年にフェニックスカントリークラブの開場50周年を記念して作られた「ペーアッシュゴルフ」3564円。パティシエの第一人者ピエール・エルメの洋菓子店『ピエール・エルメ・パリ』とコラボレーションしたチョコレートボール12個入りで、独自のセンスと技術が詰め込まれた3つの異なる味を楽しむことができる。現在はECサイトでは完売、シーガイアオンラインショップとシェラトン・グランデ・オーシャンリゾート2Fの「風待ちテラス」でも在庫切れとなっていて、入荷は3月以降の予定だ。
■コースまでリアルに表現！ 6480円の専門店限定チョコ
大阪の洋菓子専門店「ポアール」から、バレンタイン限定で販売されている「トーナメントコース」は6480円（配送不可）と、ぐっと値が上がる。その名の通りゴルフコースやボール、クラブをチョコレートでかたどった逸品で、高額な価格にもかかわらず予約での注文で既に品薄状態という。
ちなみにハート形のチョコの上にボールが乗った「ホールインワン」1512円（配送不可）も昨年まで販売されていた。上質さとシャレの利いたデザインで、ラッキーアイテムにぴったりのアイテムだ。
■クラブを忠実に再現！ 3万3000円ゴルフセット
調査した中で一番高額だったチョコレートは、「パレスホテル東京」のペストリーショップ『スイーツ＆デリ』で19年に販売されていた「Golf set（ゴルフセット）」。なんと3万3000円。78cm大のクラブを忠実に再現したグリップからヘッドの先までフランス産のビターチョコで作られた30個限定。大人の遊び心をくすぐる限定スイーツ「Valentine's Day Selections（バレンタイン セレクション）」から販売された。
同シリーズのボールとティのみの「Tee & ball set（ティ＆ボールセット）」3520円も、どちらも予約で完売したというから驚きだ。今年はパリ五輪開催年ということで、エッフェル塔をモチーフにした「エッフェルプティット（5個入り）」3000円が発売されている。
ボールやクラブをかたどったものから、ラッピングにユーモアを凝らしたものまで、バラエティ豊かなゴルファー向けスイーツ。価格別に紹介したものの、それぞれが魅力的で需要に合ったものばかり。高額になるほどユニークさ&美味しさが増すいうことでもなさそうだ。愛はお金で測るものではない(？)ということか。
※調査対象は直近5年以内に販売されていた商品で、現在在庫が品の商品も含まれますのでご了承ください。
