楽天、赤字3394億円　5年連続、携帯電話事業が不振

　楽天グループが14日発表した2023年12月期連結決算は、純損益が3394億円の赤字（前期は3772億円の赤字）だった。赤字は5年連続。携帯電話事業で基地局整備の巨額の投資に見合った契約者を獲得できていないことが理由。赤字額は過去最大だった前期に次いで過去2番目の規模となった。

　売上高に当たる売上収益は前期比7.8％増の2兆713億円だった。インターネット通販サイト「楽天市場」の運営を中心としたネット事業が好調で、クレジットカードや証券といった金融関連事業の業績も拡大した。