県内の愛好家が丹精込めて育てたつばきの展覧会が、愛媛県松山市の萬翠荘で開かれていて、訪れた人を魅了しています。
松山市の花でもある「つばき」の魅力をより身近に感じてもらおうと、伊予つばき協会が毎年開いているこの展覧会。
県内の愛好家らが育てたおよそ100品種、120点あまりのつばきが展示されています。
光沢のある濃い赤色の花びらが特徴の「熟田津」や、大きなピンク色の花びらが華やかさを感じさせる洋椿の「ケセラセラ」、そしてさざんかなどとの交配で誕生した香りを楽しめる品種も…。
また今回は、つばきの外国の展示会を参考にしたという、切り花を飾ったコーナーも初登場しています。
会場を訪れた人たちはお気に入りの花をカメラに収めるなどして、この季節の風物詩を満喫していました。中には、熱心にメモを取るお客さんも…。
(訪れた客)
「今、俳句をしている。つばきは冬の季語だから「つばき」を五・七・五の中に入れて(俳句を)作る」
会場では、つばきを題材にした俳句コンテストが開かれていて、こちらの女性は様々なつばきの名前や特長などから俳句のアイデアを探していました。
この他、つばきの苗木の販売も行われている「伊予つばき名花展」は、今月18日まで松山市の萬翠荘で開かれています。