「大変光栄、ストレートで圧倒したい」侍ジャパンに愛工大・中村投手選ばれる

中村優斗投手・愛知工業大学

3月に開催される“侍ジャパン”野球・日本代表の強化試合に臨むメンバーが14日発表され、愛知工業大学の中村優斗投手が選ばれました。侍ジャパン常設後、ドラフト指名前の大学生がトップチームに名を連ねるのは初めてです。

長崎県出身の中村投手は、諫早農業高校から愛工大に進学。最速157キロのストレートとスライダーを武器に、1年生の春からリーグ戦に登板し、3年生の春と秋には最多奪三振をマークするなど大学球界屈指の右腕です。2023年12月に井端監督が大学生の代表候補の合宿を視察した際に、その剛球が目にとまりメンバーの候補にあがっていました。

メンバーの一員に正式に決まったことを受けて、記者会見した中村投手は、「大変光栄です。まわりの方たちに感謝し、愛知大学リーグの代表としてベストを尽くしたい」と話しました。井端監督から、150キロ中盤から後半のストレートが投げられるのが魅力で大学生の投手陣の中でも頭一つ抜きんでていると評価された中村投手は、「任されたポジションでしっかり投げたい。ストレートを生かして圧倒したい」と意気込みました。

今回は中村投手の他に明治大学の宗山塁選手など3人の大学生が選ばれていて、プロ・アマ混成チームでの戦いぶりにも注目が集まりそうです。侍ジャパンの強化試合、日本対欧州代表は3月6日と7日に京セラドームで行われます。

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