浪曲界の第一人者、京山幸枝若が浪曲の牙城、浅草木馬亭で“古希記念京山幸枝若フェスティヴァル”を開催。

寄席演芸会をプロデュースする有限会社宮岡博英事務所(所在地:神奈川県横須賀市、代表:宮岡 博英)は、“古希記念京山幸枝若フェスティヴァル”を4月6日、4月7日の2日連続で東京都台東区の浅草木馬亭にて開催します。

イベント詳細: https://ameblo.jp/choyojonashi/entry-12832275253.html

古希記念京山幸枝若フェスティヴァル 東京編チラシ

■“古希記念京山幸枝若フェスティヴァル”開催の背景

二代目京山幸枝若。昭和四十六年に実父である先代京山幸枝若に十七歳で入門いたしました(あづみパラダイスにて年季明けの披露をいたしましたのが昭和四十八年)。前名京山福太郎。二代目幸枝若襲名は平成十六年。今年二〇二四年は目出度く古希を迎えます。

デビュー五十周年の二〇二一年には京山幸枝若フェスティヴァルと題して五日連続の独演会を催しましたが、その再現として浪曲の牙城、浅草木馬亭をお借りしまして、二日連続で“古希記念京山幸枝若フェスティヴァル”を催します。

■幸枝若浪曲について

浪曲とは、日本の三大話芸(講談、落語、浪曲)の一つ。しかし浪曲が他の2ジャンルと大きく違う点は、音楽要素が不可欠なことです。曲師と呼ばれる三味線が入ります。物語を音楽に乗せて口演する、いわば浄瑠璃と同じ上演形式をとります。

そのために浪曲師は、「節」(地の部分)と呼ばれる演者独自のメロディとリズムを持つ必要があります。

さらに会話の部分を「啖呵」と呼びますが、このセリフ部分は演技力で観客を引き付けてこそ浪曲と言えます。

ところが昨今では音楽要素を無視し大声で怒鳴り上げ、演じる要素を蔑ろにした音痴浪曲も増えてきておりますが、そういう浪曲は本来の浪曲とは呼べません。

その点、京山幸枝若は完璧な浪曲師です。浪曲と言うとダミ声でブツブツと重苦しくて何を喋っているのか分からないと考えている方にこそ聞いていただきたいのが幸枝若です。音域の広い美声、はっきりした活舌、メロディアスな節回し、啖呵の迫力。ドラマティックな台本。そして爆笑のギャグがふんだんに入ります。浪曲は嫌いだが幸枝若は好きという方が多いのも頷けます。

■各回の内容について

【古希記念京山幸枝若フェスティヴァル初日】

幸枝若が二席演じる通常の独演会スタイル。前読み(前座)は愛弟子の京山幸太が勤めます。

幸枝若の武器として持ちネタの豊富さが挙げられます。浪曲全盛期の名残を留めていた時期に入門したために、若き日より通常の寄席興行に加え、旅公演、大舞台による名人会でネタを増やしていきました。そのネタのジャンルも幅広く、侠客もの、武家もの、武芸もの、人情もの、新作とそれぞれの分野を楽々とこなせる実力は当代一の名に恥じません。当日の演目はお楽しみです。何が飛び出すかわからないスリルを味わってください。

【古希記念京山幸枝若フェスティヴァル二日目】

この日は全編を「河内音頭」でお楽しみいただきます。

関西の盆踊りで欠かせないのが音頭、それも河内音頭です。その櫓の大きさと言ったら凄いもので、踊り手さんも凄い数です。

かつて、その盆踊り会場に大スターである先代幸枝若が現れるのですから熱狂は当然のことで、現幸枝若も福太郎時代から各地で河内音頭の研鑽を積みました(稼ぎまくりました)。

浪曲でお馴染みのネタを河内音頭のリズムに乗せて上演するのが“浪曲河内音頭”。同じネタでも浪曲で聴くのと音頭に乗せて聞くのとでは随分と趣がことなります。東京で生の河内音頭を聞ける機会は滅多にありませんので貴重な機会となります。

京山幸乃、京山幸太、京山幸枝若の幸枝若一門が勢ぞろいで、この日は「任侠もの特集」として三者三様で痛快なところを聞かせます。演目は当日の発表となります。

河内音頭に欠かせないのが和太鼓、そしてエレキギターが入るところが斬新なところです。いずれも大阪より名手を招きましてお楽しみいただきます。

曲師(三味線)は全日程、幸枝若の信任厚い名手、一風亭初月が務めます。なお、この“古希記念京山幸枝若フェスティヴァル“は5月に国立文楽劇場(大阪)でも開催されます(内容は異なります)。

■開催概要

イベント名 : 古希記念京山幸枝若フェスティヴァル 東京編

開催日時 : 4月6日(土)と4月7日(日)

午後6時開演、午後8時半終演予定

会場 : 浅草木馬亭(〒111-0032 東京都台東区浅草2-7-5)

入場料 : 前売 3,800円(税込)、当日 4,300円(税込)

定員 : 130名

主催 : 有限会社宮岡博英事務所

お問い合わせとご予約: 有限会社宮岡博英事務所 http://hana-ni-awan.com/

Tel 046-876-9227

email hana-ni-awan@oct.email.ne.jp

公式サイト : https://ameblo.jp/choyojonashi/entry-12832275253.html

チケットぴあ 取扱い僅少

4月6日公演《Pコード:523-866》

https://t.pia.jp/pia/ticketInformation.do?eventCd=2346426&rlsCd=001&lotRlsCd=

4月7日公演《Pコード:523-867》

https://t.pia.jp/pia/ticketInformation.do?eventCd=2346430&rlsCd=001&lotRlsCd=

■二代目京山幸枝若プロフィール・略歴

昭和29年4月1日兵庫県姫路出身。名人、初代京山幸枝若が脇に作った子であった(イワユル婚外子)が、その事情は伏せられて育った。

学生時代の半ばはフォークソングに熱中して浪曲には見向きもしなかったが、友人が持ってきた実父初代京山幸枝若のレコードを聞き感動してそれから浪曲の道を志した。

その後、初代幸枝若の実子であることを知らされ大きなショックを受けるが、昭和四十六年に先代京山幸枝若に十七歳で入門(あづみパラダイスにて年季明けの披露をしたのが昭和四十八年)し京山福太郎を命名される。この頃は実母の京山みつゑが曲師を務めており厳しい指導でメキメキ腕を上げ、父譲りの声節も相まって若くして頭角を現す。

平成16年ついに二代目京山幸枝若を襲名。

膨大なレパートリーを初代から受け継ぐ。十八番ネタは『会津の小鉄』シリーズ、『左甚五郎』シリーズなど多数。侠客もの、武芸もの等、硬軟両面に冴えを見せる。

声の良さ、啖呵(会話部分)の良さ、節(地の部分)の良さと三拍子揃った名人。時に放たれる警句の切れ味も絶品。

オリジナルの演歌も発売多数。堅苦しいイメージの浪曲を、「わかりやすく」「面白く」をモットーに日々舞台に立つ。社団法人浪曲親友協会会長として若手の育成にも精力的に取り組み、浪曲の復興に力を注ぐ。

浪曲衰退の危機感から、大阪では2015年5月から「浪花ともあれ浪曲三人舞台(なにわともあれろうきょくざんまい)」と題して後輩の春野恵子、門弟の京山幸太との三人会を隔月開催。

2016年からは、浪曲の牙城、浅草木馬亭において、「京山幸枝若独演会」(制作:有限会社宮岡博英事務所)を年2回開催。毎回二席ずつ十八番を披露して大きな拍手を受けている。門弟の京山幸太も毎回前座として参加し、東京における修業の場ともなっている。

この独演会で2020年(令和2年)度第75回文化庁芸術祭大衆芸能部門で大賞を受賞。さらに2023年 第73回芸術選奨文部科学大臣賞受賞(大衆芸能部門)

2021年11月にはデビュー50周年を記念して浅草木馬亭において五日間連続の独演会『京山幸枝若フェスティヴァル』を開催。浪曲大看板の連続公演は極めて珍しく絶賛を博す。

後進の育成に最も熱心な一人である。その理由は、「昔の芸人というのは、芸は盗むもので教えるものではないという考えが強かった。それ故に習得には時間が掛かり過ぎた。今の時代にその方針でやっていたら、浪曲の衰退を食い止めることは出来ず、時間が足りない」

その成果は門人の京山幸太が2022年(令和4年)度第77回文化庁芸術祭大衆芸能部門新人賞を受賞したことにも表れている。

2006年 大阪府知事表彰「芸能文化功労賞」

2010年 公益社団法人浪曲親友協会会長

2016年 第51回大阪市市民表彰(文化功労部門)

2020年 第75回文化庁芸術祭大衆芸能部門大賞

2023年 第73回芸術選奨文部科学大臣賞受賞(大衆芸能部門)

文責:有限会社宮岡博英事務所

■会社概要

商号 : 有限会社宮岡博英事務所

代表者 : 代表取締役 宮岡 博英

所在地 : 〒238-0006 神奈川県横須賀市日の出町1-12-8A602

設立 : 2002年8月

事業内容: 演芸公演のプロデュース

資本金 : 300万円

URL : http://hana-ni-awan.com/

【本件に関するお客様からのお問い合わせ先】

有限会社宮岡博英事務所

Tel : 046-876-9227

email: hana-ni-awan@oct.email.ne.jp

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