千葉県富里市の公立こども園など 「鬼ごっこ」導入で園児の体力向上に効果

千葉県富里市の公立こども園など 「鬼ごっこ」導入で園児の体力向上に効果

 園児たちの体力づくりに遊びの定番「鬼ごっこ」を導入している千葉県富里市のこども園で、導入後に、園児たちの運動能力が向上する成果がみられたことが、市の調査で分かりました。

 富里市の公立こども園などでは、園児たちの体力づくりを目的に運動に遊びの鬼ごっこを2023年5月から取り入れています。

 そのうちのひとつ、市立向台こども園では2月14日、市がこれまで行ってきた運動能力の調査結果が報告されました。

 市によりますと、約5か月間で一定の効果が得られ、具体的には、25メートル走や両足跳びのタイムが4歳児と5歳児ともに全国平均を上回る成果がみられたということです。

 報告会の後に園庭では、年長の園児約20人がスポーツ鬼ごっこを行い、2チームに分かれて色のついた筒を取り合ったり、相手チームに筒が取られないように作戦会議を開いたりして楽しんでいました。

 市では、コロナ禍以降の子どもたちの体力の低下が課題の一つとなっていて、引き続き鬼ごっこを導入していきたいとしています。

向台こども園 大野則子 園長
「“鬼ごっこ”という遊びをきっかけに、子どもたちが自分でよく考えたり体力が付いたりしてすごく成長した」

富里市子育て支援課 中津義孝 課長
「先生方も非常に良く取り組んでもらったので、公立園はもとより今後は私立園にも(導入を)広めたい」

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