『チェンソーマン』作者が描く青春物語『ルックバック』が劇場アニメ化 藤本タツキ「一人のオタクとして楽しみ」

『チェンソーマン』作者・藤本タツキ渾身の読み切り作『ルックバック』の劇場アニメ化が決定。2024年6月28日(金)より全国劇場にて公開される。これに伴い、ティザービジュアルと特報映像も解禁。さらに藤本氏からは「一人のオタクとして楽しみ」と期待のコメントが到着した。

◆『チェンソーマン』作者が描く、少女たちの青春物語

原作『ルックバック』は2021年7月、コミック配信サイト「ジャンプ+」にて公開された読み切り作品。ひたむきに漫画を作り続ける2人の少女、藤野と京本の姿をみずみずしく描きながらも、やがて起きる「2人の運命を分ける出来事」を強烈なリアル感を持った筆致で描き出している。公開初日の閲覧数は250万以上、さらに単行本も発売三日間で7.4万部と、読み切り作品としては異例の売り上げを記録した。

作者の藤本タツキはこれまでにも『ファイアパンチ』『チェンソーマン(2022年にアニメ化)』といった人気作を手掛けており、2024年には劇場版アニメ『チェンソーマン レゼ篇』の公開も控えるなどいま話題の漫画家だ。

書影

◆原作者・藤本タツキ「一人のオタクとして楽しみ」

劇場アニメ『ルックバック』の監督を務めるのは、これまで『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』『借りぐらしのアリエッティ』『風立ちぬ』など数多くの劇場作品に主要スタッフとして携わってきた押山清高(おしやま きよたか)。本作では脚本やキャラクターデザインも担当する。押山監督のことは原作の藤本タツキも“一人のオタク”として期待しているようで、今回の発表に関して次のようにコメントしている。

「自分の中にある消化できなかったものを、無理やり消化する為にできた作品です。描いて消化できたかというと、できたのかできなかったのかはわからないですがこの作品を映像化するにあたり、たくさんの人が関わってくれたことには感謝しかありません。押山監督はアニメオタクなら知らない人がいないバケモノアニメーターなので、一人のオタクとしてこの作品を映像で見るのが楽しみです」

2月13日よる12時からは、主人公・藤野が漫画を描いている背中を映したティザービジュアルと特報も公開。「―――描き続ける。」というキャッチコピーのとおり、ただひたすら描き続ける藤野の後ろ姿を映し出す映像に注目だ。ちなみに本作でアニメーション制作を担当する「スタジオドリアン」は、『 THE FIRST SLAM DUNK(原画)』『チェンソーマン(悪魔デザイン)』『ドラえもん のび太の新恐竜(演出・作画協力)』などの実績を誇る。

ティザービジュアル

特報映像はこちら

【作品情報】
劇場アニメ『ルックバック』 2024年6月28日(金)より全国ロードショー
原作:藤本タツキ「ルックバック」(集英社ジャンプコミックス刊)
監督・脚本・キャラクターデザイン:押山清高
アニメーション制作:スタジオドリアン
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――あらすじ
学生新聞で4コマ漫画を連載している小学4年生の藤野。クラスメートからは絶賛を受けていたが、ある日、不登校の同級生・京本の4コマを載せたいと先生から告げられる…。二人の少女をつないだのは、漫画へのひたむきな思い。しかしある日、すべてを打ち砕く出来事が…。胸を突き刺す、圧巻の青春物語が始まる。

画像提供:© 藤本タツキ/集英社 © 2024「ルックバック」製作委員会

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