ドリアン助川さん、生きる意味語る 群馬・みどり市で講演

 群馬県みどり市の生涯学習大会が11日、同市のグンエイホールPALで開かれ、作家で歌手のドリアン助川さんが「私たちはなぜ生まれてきたのか」と題して講演した。

 講演で助川さんは、「社会で役立つ存在になることは重要だが、そう生きられない人もいる。この世で、単独で存在し得るものはない。すべては関係性の中にある」と生きる意味を語った=写真

 助川さんは2013年、ハンセン病回復者の人生を描いた小説「あん」を出版。河瀬直美監督、樹木希林主演で映画化された。カンヌ国際映画祭ではオープニング上映されるなど反響は大きく、現在までに世界各国で上映され、仏語などの翻訳本も出版されている。

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