自転車盗難を防ぐため商業施設にスピーカー 児童の声で利用者に注意促す 広島市

後を絶たない自転車の盗難を防ごうと、広島市内の商業施設がある秘策に乗り出しました。

スピーカー音

「自転車には必ずカギを掛けましょう。」「自転車は明るい場所にとめましょう。」

広島市立祗園小学校の児童の声がカギをかけるよう呼び掛けます。

広島市安佐南区の「イオンモール広島祇園」では、安佐南警察署と協力して自転車の盗難防止のためにスピーカーが設置されました。

このスピーカーにはセンサーが付いていて、人が近づくと音声が流れる仕組みです。

「質問:盗まれたことある?」

「利用者:カギ閉めていたけれど壊して持っていかれた。」

「質問:スピーカーどう?」

「利用者:注意を促すことはいいこと。」

安佐南警察署生活安全課 長岡村正孝警部

「必ず自転車にはカギをかけていただくことが非常に大事。1人でも多くの方にこの音を聞いてもらって自転車の盗難を防いでいただければ。」

警察によりますと盗難被害の7割以上はカギをかけていないもので、2023年1年間の広島県の被害件数は2年連続の増加となる約3600件でした。

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