第1回桜開花予想 2024年2月14日発表

きょう14日(水)、2024年第一回の桜開花予想を発表しました。

●桜が開花するまで
夏に桜の花芽が形成され、晩秋~初冬になると休眠状態に入ります。そして一定期間、冬の寒さにさらされると、真冬に休眠打破が行われ、春に向かって暖かくなっていくと開花する流れとなります。

●今年はどんな冬?
2月上旬までの60日間の平均気温をみると、北海道のオホーツク海側を除いて、全国的に平年を上回る気温ということがわかります。特に、東北や関東甲信など赤色の1.5℃以上の所もあり、暖かい冬ということが数字でも確認できます。

●2023年11月~2024年1月までの特徴

暖冬傾向となっていますが、寒気はたびたび流れ込んできました。昨年の11月~12月にかけては、北日本~西日本には寒気が流れ込み、平年を下回る期間もありました。日本海側を中心に大雪に見舞われ、厳しい寒さとなりました。今年の1月は北日本で平年を上回る日が続き、まさに暖冬を象徴しています。1月下旬は強い寒気が西回りで流れ込んだため、西日本を中心に平年を下回りました。西~東日本太平洋側の一部の地域は休眠打破が鈍い可能性があるものの、日本海側や北日本を中心に順調に休眠打破したとみられます。

●この先の気温は?

この先、北日本から西日本にかけて、平均気温は3月上旬にかけて高い予想となっています。このため、休眠打破が鈍かった地域も含めて、桜の開花は平年並みか早い所が多くなるでしょう。

●開花予想●

2024年のソメイヨシノの開花は高知で3月18日でスタートする予想です。その後は西~東日本は3月下旬にかけて次々と開花。福岡は3/20、東京は3/23と平年並みか平年より早い所が多くなりそうです。北日本も平年並みか平年より早くなる予想で、札幌は4/29とGW頃に桜が開花して桜前線は5月にかけて北海道内を北上していきそうです。開花してからおおむね5日~1週間前後で満開となります。

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