ポルトが大変革へ? タレミ退団確実に指揮官も去就不透明、ビラス・ボアス会長誕生の可能性も

メフディ・タレミは今季でポルトを去る[写真:Getty Images]

ポルトが大変革の時期を迎えているのかもしれない。ポルトガル『Diario de Noticias』が伝えている。
ビラス・ボアス氏が古巣ポルトの会長選挙に出馬

ポルトガル屈指の名門・ポルト。今シーズンはプリメイラ・リーガ第21節を消化し、14勝3分け4敗の勝ち点「45」で3位。暫定首位ベンフィカとは勝ち点7差をつけられ、直近3試合は1勝1分け1敗とやや足踏みしている印象だ。

しかし、現地では“やや足踏み”などとは受け取られていない様子。21試合消化で勝ち点「45」を重ねているわけだが、これはポルトでは2013-14シーズン以来となる低い水準だという。

また、優勝を争う“宿敵”ベンフィカとスポルティングCPには、前半戦にてそれぞれ敵地で敗戦。昨季33試合22得点の得点王、イラン代表FWメフディ・タレミ(31)は昨夏の移籍が叶わなかったショックか、今季16試合3得点と絶不調…同選手は契約満了に伴う今季の退団が決定的(※1)だ。

(※1)インテルへのフリー移籍もほぼ確実

さらに、就任7季目のセルジオ・コンセイソン監督(49)も契約が今季限り。現段階で延長話は一切出ておらず、4月に行われるポルトの会長選挙次第で、去就が決まるとされる。

その会長選挙は、1982年の就任から17期目を目指す現職のホルへ・ヌーノ・ピント・ダ・コスタ会長(86)、元指揮官のアンドレ・ビラス・ボアス氏(46)による一騎打ちの様相。現職の勝利ならコンセイソン監督は退任が濃厚とみられている。

最終ラインには衰え知らずの鉄人、ポルトガル代表DFぺぺ(40)が君臨するポルトだが、エース退団に指揮官退任、さらに42年ぶりの会長交代と、大変革の2024-25シーズンになるかもしれない。

ポルトは、21日にチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・1stレグでアーセナルを本拠地に迎え入れる。

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