岡山市の新年度の当初予算案がまとまりましたが、岡山市が建設を目指している新アリーナの関連予算については盛り込まれませんでした。岡山県から費用負担について明確な回答を得られていないことから、大森市長は「今年6月の補正予算のタイミングまで待つ」との姿勢を示しています。
(大森雅夫岡山市長)「今回は計上せず6月補正に間に合うように、再度回答を求めていきたい」
新アリーナは、岡山市が北区野田に建設を検討しているもので、岡山県に費用の一部負担を求めてきたものの、これまでに明確な回答は得られていません。
そのため、岡山市は新年度の当初予算に盛り込まず、「今年6月の補正予算のタイミングまで回答を待つ」との姿勢を明らかにしました。
(大森雅夫岡山市長)「もちろん今は建設を前向きに考えるべきかなと思っているが、6月の補正予算をあげるときにはもう一度状況をみて決めたい」
岡山市は新アリーナについて2026年度の設計開始を見据えています。
岡山県の回答によっては市独自で進めることも検討し、今年6月にはアリーナ建設を行うかどうか結論を出したいとしています。また、岡山市の新年度当初予算案は一般会計で約3856億円と過去最高額となっています。このうち、児童手当の拡充に119億6800万円、新庁舎整備事業に118億1800万円などが盛り込まれています。