バレンタインデーに思い出す「甘い胸ロゴ」を付けた5つのユニフォーム

2月14日はバレンタインデー。日本では人によって1年で最も“甘い1日”となる。

ここでは、胸にお菓子やチョコレートに関係する「甘そうなスポンサーロゴ」を付けた5つのユニフォームをご紹介しよう。

キエーヴォ

キエーヴォ・ヴェローナ 2002-03 Joma ホーム ユニフォーム

胸スポンサー:Paluani

残念ながら既に消滅してしまったキエーヴォ・ヴェローナ。1980年代から付け始めた胸スポンサー「Paluani(パルアーニ)」は、1976年に創業したイタリア北部ヴェネト州の焼き菓子専門メーカー。当時はクラブオーナーが経営していた企業だ。

セリエA初昇格となった2001-02シーズンをいきなり5位でフィニッシュし旋風を巻き起こしたキエーヴォ。このクラブといえば「Paluani」ロゴの印象がとても強い。

ユヴェントス(女子)

ユヴェントス・フェミニーレ 2018-19 adidas ホーム ユニフォーム

胸スポンサー:M&M'S

ユヴェントスの女子チームは2018年から2021年まで「M&M'S」と契約。既に付いていた「JEEP」ロゴの下に第2スポンサーとしてロゴマークを掲出し、デュアルスポンサー状態となった。

「M&M'S」は世界的に有名なアメリカ生まれのチョコレート。元々は陸軍兵士のために考案されたという驚きの歴史を持つブランドだ。

なお、ユヴェントスとお菓子メーカーのパートナーシップは男子チームのほうが先だった。イタリアの焼き菓子メーカー「BALOCCO」と契約し、2010年から2012年までアウェイユニフォームの胸にロゴマークを付けている。

ミルウォール

ミルウォール 2023-24 errea ホーム ユニフォーム

胸スポンサー:Huski Chocolate

今季はイングランド2部チャンピオンシップを戦うミルウォール。労働者階級に支持されサポーターも熱いこのチームの胸スポンサーは“チョコレート”という、このちょっとしたギャップが興味深い。

「Huski Chocolate(ハスキーチョコレート)」はスウェーデンのメーカーで、食べるのではなく飲むチョコレート。F1などモータースポーツのスポンサーとして有名なチョコレートドリンク企業だ。

ミルウォールとは2019年にパートナーシップを結び現在も継続中。

北海道コンサドーレ札幌

北海道コンサドーレ札幌 2017 Kappa ホーム ユニフォーム

胸スポンサー:白い恋人

コンサドーレのユニフォームと聞いてすぐさま思い浮かぶものは何か。人それぞれだと思うが、胸の「白い恋人」を挙げる人は比較的多いのではないだろうか。

「白い恋人」は北海道の石屋製菓が世界に誇る銘菓。J2降格などチームが苦しい時もこのロゴを掲出して支え続けたが、2019年から胸ロゴは社名の「ISHIYA」に変更している。

2020年にはテレビアニメ「ゴールデンカムイ」とコラボした特別デザインの限定版が話題となった。

ジュビロ磐田

ジュビロ磐田 1998-99 Puma ホーム ユニフォーム

胸スポンサー:Nestle

ジュビロ磐田 2006 Puma ホーム ユニフォーム

背中スポンサー:Nestle KitKat

ジュビロ磐田はスイスのメーカー「Nestle(ネスレ)」と長きにわたりユニフォームにおけるパートナーシップを続けていた。印象深いのは1994年から2005年までの胸ロゴだが、2006年の背中スポンサー「Nestle KitKat」も人気だ。

何となくコーヒー(Nescafé)のイメージも強い「Nestle」だが、1920年代にはチョコレートの製造を開始。日本でも大人気のチョコレート菓子「KitKat(キットカット)」は1935年にイギリスで誕生した。

サッカー界で「SNSと胸スポンサー契約した」4つのチーム

最近ではバレンタインの時期になるとクマ型キットカットの「キットカット ハートフルベアー」が凄まじい人気となる。

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