義姉の耳に、私のピアスが!「盗んで帰る気でしたよね!?」ピリついた空気の中、義姉からドン引き発言が!

一見常識のありそうな人でも、非常識な行動をとる人っていますよね。それが身内だったらと思うと……。今回は私の友人A子さんから聞いた、義姉にピアスを盗られそうになった話を紹介します。

義姉家族が遊びに来た!

ある日、遠く離れたところに住む義姉夫婦と姪っ子・甥っ子がA子宅に遊びに来ました。有名なテーマパークに遊びに行った翌日、ついでに寄ったとのこと。家で特にすることがなかったので、A子の夫と5歳の息子、義姉の夫と4歳の甥っ子の男性陣は、近所の公園に遊びに行きました。

男性陣が帰宅後、皆でランチを食べに出かけることになりました。A子はお気に入りのコットンパールのピアスをつけようと、リビングのスタディースペースに置いてあったジュエリーケースの中を見たのですが、なぜか見当たりません。いつも必ず同じ場所に仕舞っているので、「おかしい……」と思ったA子。息子にはいつも「ジュエリーケースには絶対に触らないように!」と言い聞かせており、触ると叱られることがわかっているので触りません。

A子のピアスを勝手につける義姉

どこかに置き忘れたかと思い、家の中を探しましたが見つかりません。ピアスのことを考えすぎていたので、義姉がつけていたピアスがふと目に入ってきました。恐る恐る見てみると、どこか見覚えのあるピアスで……。なんと、A子のコットンパールのピアスが義姉の耳についていたのです。

「お姉さん、それって」と言いながら義姉の耳についたピアスを指差すA子。「あーこれ? かわいいよね」という義姉。「私のですよね?」とA子が聞くも、「え、これ私のだけど」と言い張る義姉。

シンプルなものではなく、とても珍しい凝ったデザインのピアスなので、同じものを持っている人にA子は今まで会ったことがありません。ですが、義姉が盗ったという証拠はありませんし、絶対に自分のピアスだという確信を持てなかったため、あまり強くは言えませんでした。

冗談が冗談に聞こえない……

張り詰める空気。しかし、次の瞬間、「うっそー! 入園式にちょうどいいかなと思ってちょっと試しにつけさせてもらっただけ!」と冗談っぽく言う義姉。驚きのあまり何も言うことができず、「あはは」と、ただ愛想笑いをするA子でした。

義姉は派手な格好をするわけでもなく、見た目もいたって普通の女性です。しかし、どこか裏の顔がありそうで……。そもそも義姉とは年に数回しか会わず、そこまで親しい仲でもありません。
「いや、絶対黙って持って帰るつもりだったでしょ!」とA子は思いながらも、身内と関係がこじれるのも面倒だと思い、これ以上は深く追求しないことにしました。

義姉としたら、本当に冗談のつもりだったのかもしれませんが、身内とはいえ、そこまで親しくない義姉に勝手に自分のものを触られたら嫌ですよね。A子が指摘しなかったら、一体どうなっていたことでしょう。幸いにも義姉家族は、飛行機に乗らないといけない距離に住んでいるので、しばらくは会わなくてもすむそうです。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:ichika.K

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