ノエル=ザノーチが2位表彰台に FANTICがイタリア選手権第2戦の結果を発表

MOTORISTS合同会社は、FANTIC ファクトリーレーシングチームがイタリア選手権の第2戦に参戦し、同チームのノエル=ザノーチ選手が総合ランキング2位を獲得したと発表した。

今回のレースで、ノエル=ザノーチ選手は今シーズンでタイトルを狙えるライダーであることを確実に証明し、シモーネ=マンチーニ選手は残念ながらリタイアする結果となったが十分な速さがあることを見せつけた。また、ドゥ=ヴェン・マックグレン選手はケガからの回復途上ながらも手堅く順位を確保し、順調なリハビリの成果を見せている。引き続き同チームの活躍に注目だ。

FANTIC ファクトリーレーシングチーム、イタリア選手権(国際

格式)の第 2 戦でノエル=ザノーチが 2 位表彰台に!

例年、MXGPの行方を占い国際格式で開催されるイタリア選手権。第2戦はマントヴァで開催されたが、レース直前にはまれにみるヘビーレインに見舞われ、サンド質のコースはわだちも深くなり極めてタフなコンディションに。コンディション調整を目的に参戦する多くのGPライダーにとっても厳しい条件のレースとなった。

ファンティック・ファクトリーレーシングからEMX125に参戦する若手たちは、サルディニアでの好調さをそのままマントヴァに持ち込んでのレースである。MXGPの開幕を1か月後に控えた週末、エントラントは通常よりもはるかに多い台数となり、2グループに分かれての予選が開催された。第1グループにはシモーネ=マンチーニとドゥ=ヴェン・マックグレンが出走。シモーネは悪化するトラックコンディションをものともせず、予選5位につける上々の結果を見せた。ドゥはいまだケガからの回復途上ながらも、シモーネに続く6位でフィニッシュ。第2グループでレッド・プレートのXX125を走らせるノエル=ザノーチはゼッケンに恥じぬ走りを魅せ、予選2位につけた。

決勝、見事なスタートを見せたシモーネが数ラップリードするが、マシントラブルで残念ながらリタイヤ。
スタートでやや出遅れたザノーチは3位まで追い上げたところで他車に絡まれ転倒。しかしレースをあきらめなかったザノーチは再び追い上げ、レース1を5位でまとめることができた。ヴェン・マックグレンは手堅く6位を確保。

第2レース、ザノーチはスタートに成功し第1コーナーを3位で通過。しかし転倒を喫し、10位まで後退する。レース中のベストラップを更新する勢いでここから見事な追い上げを見せたザノーチは、フィニッシュラインまでに2位に駆け上がり、総合3位入賞を果たすことになった。シモーネ=マンチーニは第2レースもリタイアを喫してノーポイントに。ドゥ=ヴェン・マックグレンは再び手堅いレース運びで8位を確保した。

この結果、ザノーチは2戦4ヒートの総合でもランキング2位を獲得。今シーズンを占う意味でも明るい材料となったといえるだろう。

<ファンティック・レーシング監督、ダニエル=マルチーズのコメント>
『今日の結果にはおおむね満足しているよ。ノエルの走りは素晴らしいもので、タイムはファステストだった。ちょっとしたミスがなくなれば、タイトル争いをしていたのは間違いないだろう。今日のマンチーニは残念だったが、十分な速さがあることは見せつけることができたし、ドゥはむろん体調が完璧ならさらに上を目指せるだろうが、現状の結果でもリハビリの方向が間違っていないことを示すことができた。ノエルは今シーズン、タイトルを狙えるライダーであることを確実に証明した。ヨーロッパ選手権開幕まではまだ時間があるから、それまでにさらに好循環を生む体制となれるよう、準備を進めていく予定だ』

リリース提供元:MOTORISTS合同会社

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