なでしこパリ五輪最終予選、ホーム&アウェイでボールが変わる?始動日にはmolten製使用「結構浮き上がる感じ」

パリ五輪アジア最終予選へ向けて始動したなでしこジャパン[写真:©超ワールドサッカー]

会場が未定となっているパリ・オリンピックアジア最終予選の第1戦だが、使用球もホームとは異なるようだ。

なでしこジャパンは13日、パリ・オリンピックアジア最終予選となる北朝鮮女子代表戦へ向けた国内合宿を始動。国内組を中心とした11名でスタートした。

ジョグやストレッチ、変則ダッシュなどでコンディションを上げ、ロンドのほか、GK起点のビルドアップで相手のプレスをかいくぐるためのパスワークなどが行われた。

その中で1つ目を惹いたのは、使用されていたボール。WEリーグで使用されている『オーシャンズ(OCEAUNZ)』とも、メンバー発表会見時に提示された『コネクト24(CONEXT24)』とも異なる、molten製のボールでトレーニングが行われた。

2次予選の使用球もmolten製(Vantaggio 5000 第四世代)だったが、今回はまた異なるデザインとなっている。1月22日に販売開始されたばかりの第五世代のようだ。

選手もフィーリングに違いを感じているようで、藤野あおばや田中桃子(ともに日テレ・東京ヴェルディベレーザ)は「スポンジみたいで、インパクトしたときに普段のボールよりも柔らかく感じる。何となく少し軽い感じもする」、「蹴っていて結構(浮き)上がる感じ、メーカーによって変わるんだなと改めて思いました」とのコメントを残している。

池田太監督によれば「アウェイ戦のものはAFCが用意する」とのことだが、「そういう部分も含めてスタッフがしっかりと準備してくれている」と、第1戦の会場が未定の中でも可能な限り対策。万全を期して、最終予選に臨む。

© 株式会社シーソーゲーム