甘利氏幹事長在任時に3億8千万円、立民井坂氏が政策活動費の使途を追及 不適切支出は否定

甘利明氏(資料写真)

 自民党の甘利明氏(衆院比例南関東)が幹事長在任中に支出した政策活動費3億8千万円を巡り、14日の衆院予算委員会で立憲民主党の井坂信彦氏は「自身の選挙に使ったのではないか」などと使途を追及した。岸田文雄首相(自民総裁)は「党勢拡大のため適切に支出していると認識している」と答弁。甘利氏も神奈川新聞社の取材に「選挙になれば各党は野党を含め政策対応として(政策活動費を)使っている」と不適切支出との指摘を否定した。

 同日付の中国新聞は、甘利氏が党選挙対策委員長を務めていた2019年の参院選で、政策活動費を原資として各公認候補側に1人100万円の「陣中見舞い」を配っていたと報じた。政策活動費には公開義務がないことを挙げ、「裏金化」を指摘している。

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