PSG移転先はパリ北東部のオーネー=スー=ボア? 市長が新本拠地の誘致を宣言

新本拠地移転が取り沙汰されるPSG[写真:Getty Images]

パルク・デ・プランスからの移転が取り沙汰されるパリ・サンジェルマン(PSG)に対して、オーネー=スー=ボアが新本拠地の誘致に動いている。

PSGは以前からパルク・デ・プランスの購入に向け、所有者であるパリ市と再三に渡る交渉を進めてきた。だが、パリ市のアンヌ・イダルゴ市長は「パルク・デ・プランスは売却されません。それはパリの人々の遺産です」と、同市として売却の意思がないことを明言。

これを受け、ナセル・アル・ケライフィ会長は「我々はパルクを購入しようとして何年も無駄にした。もう終わった。我々はパルクから撤退したいと考えている」と、1974年から本拠地として使用する、パルクを離れる決断を下した。

そして、パリの巨人の新たな本拠地に注目が集まるなか、イル=ド=フランス地域圏、セーヌ=サン=ドニ県の都市であるオーネー=スー=ボアのブルーノ・ベシッツァ市長が、新本拠地の誘致に動くことを宣言した。

「ベシッツァはイル=ド=フランス地域圏からの呼びかけに好意的に応え、ヴァル・フランシリア開発プロジェクト内に将来パリ・サンジェルマンのサッカースタジアムを建設する町としてオーネー=スー=ボアを提案した」

「この開発プロジェクトは、現在人工化されている土地の更新を可能にする新スタジアム用に50ヘクタール以上の『すぐに使用できる』スペースを提供する」

なお、パリの北東部にあるオーネー=スー=ボアはロワシー=シャルル・ド・ゴール空港、ル・ブールジェ空港と2つの空港、および一連の高速道路に近く、PSGの移転先として悪くないロケーションだ。さらに、再開発される可能性のある「産業荒地」を有している。

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