「キャプテン翼」作者が初戦に来場 18日・金沢スタジアム

  ●対カターレ・スペシャルマッチ
  ●金箔アート、寄贈で盛り上げ

 金沢ゴーゴーカレースタジアムのこけら落としとなる18日の北國新聞・富山新聞スペシャルマッチ「ツエーゲン金沢-カターレ富山」に、サッカー漫画「キャプテン翼」の原作者高橋陽一さん(63)が来場する。スタジアムには縁付金箔(えんつけきんぱく)とキャプテン翼が融合したアート作品が飾られ、当日は金沢市が感謝状を贈る。世界的な人気を誇る「翼」と共に、ツエーゲン金沢の新たな本拠地の「キックオフ」を盛り上げる。

  ●3階ラウンジ展示へ

 作品は、主人公の大空翼とゴールキーパーの若林源三が競り合う名場面を描いた金箔とプラチナ箔の2点(いずれも75センチ四方)で、スタジアム3階の「VIPラウンジ」に飾られる。

 作品は北陸初のサッカー専用スタジアムの誕生を祝おうと、ツエーゲン元主将の諸江健太さん(38)=金沢市出身=が経営する金沢箔製品企画販売会社「ゴールデンバロール」(同市瓢箪町)が制作した。市に寄贈するのは、諸江さんが高橋さんから直筆サインをもらった一点物となる。

 18日の試合前には、金沢学院大附属高吹奏楽部の演奏やYOSAKOIソーラン日本海組織委員会の選抜チーム「The日本海&北國新聞」「ザ・はた」のパフォーマンスに続き、村山卓市長が出席して作品の贈呈式が行われる。

 少年時代に「翼」に憧れ、Jリーガーとなった諸江さんは「世界中のサッカー選手に多大な影響を与えた方が地元に来てくれるのはうれしい。金沢や石川に明るい話題を届けたい」と話した。

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