「MLB級の腕を持つ!」佐々木麟太郎の“打撃力”に米記者が太鼓判! スタンフォード大監督は「我々のプレースタイルにぴったり」と期待

高校卒業後のアメリカ留学を目指していた佐々木麟太郎(花巻東高)が、米超名門スタンフォード大学へ進学することが現地2月13日、分かった。

高校歴代最多の通算140本塁打を記録した佐々木。184センチ・113キロと恵まれた体格を活かした力強いバッティングで甲子園に2度出場した。そんな彼だがプロ志望届を提出せず、米大学への留学を希望していた。

カレッジ・ワールド・シリーズで2度の優勝を誇るスタンフォード大。3年連続で出場しているチームに佐々木が加わることにデビッド・エスカー監督は期待を寄せている。

「リンタロウをスタンフォード・ファミリーに迎えることが出来て興奮している」と喜びを語った指揮官は、「米大学でプレーする国際的な有望株としては、近年で最も注目を集めている選手かもしれない」と口にしたと米放送局『ESPN』が伝える。

そして日本のスラッガーに「彼の打撃でのパワーは、我々のプレースタイルにぴったりだ。全米タイトルを獲得するという目標を達成するために、即戦力として貢献してくれることを楽しみにしている」と胸を膨らませた。
現地の野球関係者の間では、佐々木の留学に関心が高い。2022年に日本で取材した米放送局『Fox Sports』のアナリスト、ベン・バーランダー氏は、「僕はリンタロウ・ササキのプレーを実際に見た」と報告したうえで、「彼は攻撃面で天才だ。打席ではすでにMLB級の腕を持ち、信じられないほどのパワーがある」と称賛。そして「スタンフォード大はスターを獲得した」と記した。

夢への第一歩を踏み出す佐々木。最短で2027年にMLBドラフトの指名対象になる。

構成●THE DIGEST編集部

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