今田美桜が、日本テレビ系で4月より土曜夜に新設されるドラマ枠「土ドラ9」の第1弾作品として、4月13日にスタートする連続ドラマ「花咲舞が黙ってない」（土曜午後9：00）で主演を務めることが分かった。
「花咲舞が黙ってない」は、銀行を舞台にした池井戸潤氏の小説「不祥事」を原作に、2014・15年に杏の主演でドラマ化されて大ヒット。前回のドラマ放送後、ドラマと同名の新作小説「花咲舞が黙ってない」も出版された。銀行の大合併が描かれ、新たな敵役も登場するが、今回の24年版は、この新たな物語を新キャストで届ける。
今田が演じるのは、大手銀行の窓口係から突然本部の臨店班に異動になった主人公・花咲舞。毎回訪問する支店で巻き起こる事件や不祥事をすっきり、ズバッと見事に解決していく。不正を絶対に見て見ぬふりができない舞が、弱い立場の人たちのために立ち上がる姿が痛快なエンターテインメント作品となる。
出世を諦めた元融資担当の銀行マン・相馬健と舞の名コンビもシリーズの名物だが、さらに、新たな強敵として登場するのが、上層部からの刺客・昇仙峡玲子だ。銀行の古い体質にあらがう舞たちの前に、スーパーエリートが立ちはだかる。
22年4月期の連続ドラマ「悪女（わる） ～働くのがカッコ悪いなんて誰が言った？～」以来2年ぶりに、日本テレビ系のドラマで主演を担う今田は、「10年前に大ヒットしたドラマの新シリーズを担当できるのは光栄です。私が演じる花咲舞は、いまだに古い体質が残る銀行を舞台に、忖度（そんたく）や権力など関係なく立ち上がって、ズバッと物申していく銀行員。曲がったことが許せない姿勢に私も力をもらいますし、視聴者の皆さまが爽快な気持ちになれるような、そんな土曜日にできたらうれしいです」と語っている。
新シリーズのドラマ化に際して、原作の池井戸氏からもコメントが到着。「装いも新たに、花咲舞が帰ってきてくれました。少しおてんばなところもあるけれど、曲がったことは大嫌い。そして相手が誰だろうと理不尽には黙っていない――。そんな花咲舞を今田美桜さんがどう演じられるか、本当に楽しみです。自分は小さな存在でも、旧態依然とした大企業の闇に力一杯立ち向かう花咲の姿は、見る人たちに勇気を与え、閉塞感漂う今の世の中に吹く一陣の風になってくれるでしょう。一視聴者として、土曜日午後9時が待ち遠しいです。花咲よ、風になれ！」と期待を寄せている。
池井戸氏からのメッセージを受けて、今田は「うれしいです！ 原作を読ませていただいて、勇気をもらいました。ドラマを見られる皆さまにその感動を伝えたいです」とさらなる意欲を燃やしている。
