奈良県の橿原市観光協会は、ゲーム大手カプコンの格闘ゲーム「ストリートファイター」シリーズとコラボした市公式の観光周遊アプリを無料配信している。藤原宮跡や橿原神宮といった名所を舞台に、同作のキャラクターが「波動拳」などの必殺技を放つ写真を拡張現実（AR）を使って撮ることも可能で、ゲーム感覚で市内を散策できる。
リュウや春麗などのキャラクター別にルートが設定され、市内の観光地や飲食店を巡ることができる。キャラクターをARで表示させて写真や動画が撮影可能なほか、市内に100カ所以上あるチェックポイントに行くと特典のゲームイラストが手に入る。
カプコンの創業者である辻本憲三会長は橿原市出身。同社と市は2022年から包括連携協定を締結。リュウの銅像が市内に設置されるなど、同作を活用した地域振興に力を入れている。
