韓国代表、試合前日にいさかいか 孫興民主将が指脱臼、準決勝敗退

サッカーのアジア杯準決勝でヨルダンに敗れ、決勝進出を逃して肩を落とす韓国の孫興民=アルラヤン(共同)

 【ソウル共同】中東カタールで開かれたサッカーのアジア・カップで韓国が敗退した準決勝前日の5日、韓国代表のスター、孫興民選手と李剛仁選手がいさかいを起こし、主将を務める孫選手が手の指を脱臼していたと、15日までに英大衆紙サンなどが報じた。

 「歴代最強」と評され64年ぶりの頂点を狙った代表の敗退には韓国内で批判が強く、クリンスマン監督の解任論も浮上。スター選手間の内紛がさらなる悪材料となり、李選手は14日、自身の交流サイト(SNS)で「ファンを失望させて申し訳ない」と謝罪した。

 報道によると現地時間5日夜、夕食を終え卓球に興じていた李選手らと、静かにするよう注意した孫選手がもみ合いになり、周囲が引き離す中で孫選手が指を脱臼した。一部メンバーは6日の準決勝ヨルダン戦で李選手を外すよう求めたが、監督は両選手とも起用。韓国は0―2で敗れ、決勝進出を逃した。

 李選手は14日、自身のインスタグラムに「私が率先して先輩方の言うことを聞くべきだった」との謝罪文を投稿した。

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