NFL優勝行事で銃撃、1人死亡 米カンザスシティー、21人負傷

銃撃事件を受け、現場から立ち去るチーフスのファン=14日、カンザスシティー(USAトゥデー・ロイター=共同)

 【ロサンゼルス共同】米中西部ミズーリ州カンザスシティー中心部のユニオン駅付近で14日、銃撃があり、地元警察は1人が死亡し、21人が負傷したと明らかにした。駅ではプロフットボールNFLの王者決定戦、スーパーボウルの優勝記念イベントが開かれ、多くの人が集まっていた。地元警察は3人を拘束した。銃撃との関連を調べる。

 スーパーボウルは11日、西部ネバダ州ラスベガスで開かれ、カンザスシティーを本拠地とするチーフスが優勝した。米メディアによると、銃撃はパレード後に駅で開かれたイベントの終盤に発生し、チーフスの選手はステージ上にいた。

 チーフスは「われわれは無意味な暴力行為に心から悲しんでいる。遺族らに心からお見舞い申し上げます」との声明を発表。選手、スタッフらは全員無事だったという。

 ABCテレビが報じた映像では、チーフスの赤いユニホームに身を包んだファンらが詰めかけた会場で破裂音が数回響き、大勢がその場から逃げた。SNSには、血痕が付いた地面の近くで倒れた人に心肺蘇生を試みる動画が投稿された。

銃撃事件のあった駅付近に集まった警察車両。カンザスシティーの市内ではスーパーボウルの優勝パレードが行われていた=14日(USAトゥデー・ロイター=共同)
銃撃事件の後、捜査関係者らが警戒に当たるカンザスシティーの駅付近。チーフスのスーパーボウル優勝イベントが行われていた=14日(AP=共同)

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