「頼ってよし」「彼氏でもないのに?」恋する親友を見つめるキム・ダミの表情に胸が騒ぐ『ソウルメイト』本編映像!少女たちの友情と揺れ動く心を見事に描写する韓国青春映画

『ソウルメイト』© 2023 CLIMAX STUDIO, INC & STUDIO&NEW. ALL RIGHTS RESERVED.

実写映画初登場第1位の韓国青春映画

第93回アカデミー賞国際長編映画賞にノミネートされた『ソウルメイト/七月と安生』。その名作を韓国・済州島を舞台に変えて誕生したのが、「梨泰院クラス」のキム・ダミを主演に迎えた韓国映画『ソウルメイト』だ。

ミソ(キム・ダミ)とハウン(チョン・ソニ)は、小学生からの大親友。絵を描くのが好きな2人は、性格も価値観も育ってきた環境も違うが、大切な存在だった。しかし、ジヌ(ピョン・ウソク)との出会いが二人の運命を大きく変えていく。想い合いながらもすれ違い、疎遠になっていた16年目のある日、ハウンはミソに“ある秘密”を残して忽然と姿を消してしまう。思いもよらない壮絶な半生が紐解かれるとき、涙なしでは観られない“2人だけの秘密”が明らかになる――。

2024年2月23日(金・祝)より全国ロードショーとなる本作から、恋をする親友ハウンの横顔をどこか複雑な表情で見つめるミソの姿を捉えた<本編映像>が公開された。

「彼氏もいないくせに、よく言うよ」「……」

映像の冒頭で映し出されるのは、廃墟となったホテルに忍び込み、隣同士で朝ごはんを食べる仲睦まじいミソとハウンの姿。将来について語り合いながら、ミソはハウンに「(一緒に)旅をしながら絵の勉強をしよう」と大胆な提案を持ちかける。

両親や済州島を離れたくないという想いから乗り気になれないハウンを、「(私を)頼ってよし」と茶目っ気を交えながらも気遣うミソ。「彼氏でもないのに?」(ハウン) 「彼氏もいないくせによく言うよ」(ミソ) と息のあった掛け合いを見せる二人だったが、ミソの何気ない一言にハウンの表情が固まる。

予想外の反応に戸惑いを隠しきれない様子で「ちょっと、いるの?」とハウンの顔を覗き込んだミソに、彼女はサークルの歓迎会で知り合ったという青年の存在を明かす。

「(彼が)好きなの?」というミソの問いに、真剣な表情を浮かべるハウン。隣で好きな人の顔を思い浮かべる親友ハウンの横顔を、なんとも言えない表情で、どこか寂しげに見つめるミソ……。そんな二人の対照的な表情も印象的なシーンとなっている。

「たくさん会って、美味しいものを一緒に食べた」

恋を予感し微かに胸を弾ませるハウンと、そんな彼女の見たことのない一面に一抹の寂しさを覚えるミソの姿が映し出された本映像。このシーンからも、まるで本当に実在する親友同士のようなリアリティ溢れる空気感が漂うが、ミソとハウンを演じたキム・ダミとチョン・ソニは、実は本作が初共演というから驚きだ。

ソニはダミとの初めて対面したとき、すでに「あの人が私のミソだと思った!」と感じたことを後に振り返っているが、二人は“ソウルメイト”の独特の関係性や空気感を表現すべく、撮影に入る前からたくさん会話を重ねながら同じ時間を過ごし、距離を縮めていったという。

「ミソとハウンのように仲よくなれば、それが演技に生きると思った」と言うダミも、「作品の話題よりもお互いの話をよくしましたし、たくさん会って美味しいものを一緒に食べたりもしました。ちなみに現場では“ソ二さん”よりも、“ハウン”と呼ぶことが多かったです」と撮影時の様子について明かしている。

劇中のミソとハウンと同様に同じ時間をたくさん共有することで、唯一無二のソウルメイトを見事に体現したキム・ダミとチョン・ソニ。劇中の二人の言動ひとつひとつから目が離せなくなりそうだ。

『ソウルメイト』は2024年2月23日(金・祝)より新宿ピカデリーほか全国公開

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