野党要求資料提出へ準備急いでいる旨示す 総理

 名古屋市教育委員会が校長人事の推薦にあたり校長会など教員団体から年間200万円の金品を授受していた問題。盛山正仁文部科学大臣は13日の記者会見で「名古屋市で今後、第3者も交えて調査をされると聞いている。教職員人事に関連して金品授受が行われていたことが事実なら不適切を言わざるをえない。公教育への信頼を失わせることにもなりかねない」とあってはならないことだとした。

 盛山大臣は「大変強く懸念している」と述べ「すでに文科省として名古屋市教育委員会に対し事実関係を調査し、適切に対応するよう指導を行った」と答えた。また「引き続き名古屋市の調査を注視するとともに、調査状況に応じ、必要な指導を行っていく」とした。

 こうしたケースが他にないか、他の自治体の教育委員会への対応に関しては「まずは名古屋市の調査の経緯を見て、適切な対応をしていきたい」とした。

 名古屋市の河村たかし市長は人事に影響していないことはあり得ないとの認識を示しており、第3者を交えた調査チームで実態を明らかにする方針。(編集担当:森高龍二)

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