京都のスーパーが地震被災者支援へ186万円寄付 半世紀前に能登で求人の縁も

桂川市長に寄付目録を手渡す松本社長(右から2人目)や松本会長(同3人目)=亀岡市役所

 京都府内を中心にスーパーを展開する「マツモト」(本部・亀岡市)は、能登半島地震の被災者支援に店頭募金など計186万円を日赤に寄付した。「被災地の復旧復興に役立ててほしい」としている。

 全26店舗で1月8~31日に設置した募金箱に客や従業員から81万6226円が集まった。会社から100万円、労働組合から5万円も合わせた。

 松本隆文会長や松本健司社長が今月6日、亀岡市役所で日赤亀岡市地区長の桂川孝裕市長に目録を手渡した。松本会長は取材に対し、50年ほど前に能登半島を求人で回ったことを振り返り「なじみのある土地で大変苦労している人たちに気持ちばかりの寄付をさせてもらった。数多くのお客さまからも気持ちを注いでもらえた」と話した。

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