富山県内住宅被害1万件超え、前回発表から1995件増 能登半島地震(2月14日発表)

 富山県は14日、能登半島地震による県内の被害状況を更新し、住宅被害は6日の前回発表と比べ1995件増えて1万39件に達した。甚大な被害を受けている氷見市では全壊が24、半壊が95、一部破損が1016件それぞれ増えた。

 これまで住宅被害が報告されていなかった舟橋村で10件の一部破損が見つかり、15市町村全てで被害が確認された。

 国や県指定の文化財59件に被害が出たことも公表。国登録文化財の富山電気ビルや高岡商工会議所伏木支所が含まれている。

 農地の被災や山腹崩壊など農林水産関係は、前回比11件増の2331件となった。

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