上司「義理チョコもらったけど、あげる」私「エッ!?」実は、上司の"不倫の証拠"を見つけてしまい!?

バレンタインデーは、愛を伝える1年に1度のイベントです。様々な想いが飛び交うイベントなので、愛憎劇が繰り広げられることもあるようで……。今回は、知人から聞いたバレンタインチョコから上司の秘密を知ってしまった話をお届けします。

上司から義理チョコを譲られた

A子はバレンタインデーに、上司のB男から有名ブランドのチョコを渡されました。
「取引先の女性からもらったけれど、甘いものが苦手だから」と言うB男。取引先がばらまいている義理チョコだと思ったA子は、「いいんですか? ラッキー!」と、気軽に受け取りました。

自宅で開封して仰天!

A子が自宅でチョコを開封すると、そこにはメッセージカードが入っていました。
取引先からの義理チョコです。「いつもお世話になっています。日頃の感謝の気持ちです」くらいの定型文だと思っていましたが、そこにはとんでもないことが書かれていました。

上司の秘密を知ってしまった

メッセージカードには「B男さんと過ごす時間が一番幸せ。あなたは私の運命の人だから。ずっと一緒にいようね♡ C美」と、恋人にあてる内容が。
A子が譲られたチョコは義理チョコではなく、本命チョコだったのです。

両者が独身なら問題ありませんが、B男は既婚者で子どももいます。
「不倫相手からもらったチョコを気軽に部下の女に渡すなよ」とA子は呆れてしまいました。
思わぬことから、上司と取引先の女性の不倫を知ってしまったA子。「どうしよう」と考え込みました。
上司を問い詰めるべきか、知らんふりを決め込むか、はたまたさらに上の上司に報告すべきか……。

A子とB男のその後

A子は翌日、B男に「昨日のチョコにメッセージカードが入っていましたよ」とだけ言って、素知らぬ顔でカードを渡すことにしました。
B男は仕事もできるし、部下に理不尽な要求をすることもありません。上司としては尊敬できるけれど、夫や父親としてはアウト。
せめて不倫の罪悪感くらいは抱いてほしいと考えたA子は、「不倫は把握したけど黙認してあげる」というスタンスをとったのです。

B男は何も言いませんでしたが、口止め料の代わりなのか、有給を取りやすくしてくれたり、企画を通りやすくしてくれたりと、A子に便宜をはかってくれるようになりました。
A子は仕事環境が大きく改善し、「B男の奥さんには申し訳ないけど、棚ぼたでラッキーかも」と最初は思いましたが、今は不倫の口止めのために便宜をはかるなんて、と思っているそうです。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:江田愉子

© 株式会社ファッションニュース通信社