東京衡機<7719>、試験機保守サービス子会社の東京衡機試験機サービスをドイツZwickRoellの日本法人に譲渡

東京衡機は、全額出資子会社で試験・計測装置の保守サービスを手がける東京衡機試験機サービス(相模原市)の株式51%を、ドイツの材料試験機メーカーZwickRoell SEの日本法人であるツビックローエル(横浜市)に譲渡することを決めた。東京衡機試験機サービスを通じて、これまでツビックローエルとZwickRoell製品に関する販売代理店契約を結んでいたが、資本面を含む戦略的なパートナー関係に発展させることにした。東京衡機は引き続き49%の株式を保有し、東京衡機試験機サービスを共同運営する。譲渡価額は未確定。譲渡予定は2024年1月上旬。

東京衡機試験機サービスは1985年に設立。親会社の東京衡機製品を中心に油圧駆動タイプの試験機の保守や校正業務を手がけている。今後の市場動向としては従来の油圧駆動タイプからサーボモーター駆動によるネジ式試験機への移行が見込まれている。ZwickRoellグループは2015年に日本法人を設立し、ネジ式試験機を中心に顧客開拓を進めている。

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