JMDC<4483>、自治体向け予防医療サービスのキャンサースキャンを子会社化

JMDCは、自治体向けに予防医療サービスを展開するキャンサースキャン(東京都品川区。売上高41億7000万円、営業利益6億9600万円、純資産20億9000万円)の全株式を取得し、子会社化することを決めた。自治体向け事業の強化が狙い。キャンサースキャンは全国で700を超える自治体を顧客とし、国民健康保険加入者に特定健診(メタボリック症候群に着目した健康診査)の受診を促すサービスを手がける。JMDCは、主力とする健康保険組合領域のサービスと合わせ、医療ビッグデータ市場での事業基盤を強化する。取得価額は142億円。取得予定日は2024年1月31日。

キャンサースキャンは2008年に設立。自治体へのサービスを通じて合計880万人の健診・レセプト(診療報酬明細書)データを持つ。JMDCは医療データ分析を手がけており、2023年10月にオムロンの子会社となった。

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