シンガポールGDP、第4四半期は前年比+2.2%に下方改定

Xinghui Kok

[シンガポール 15日 ロイター] - シンガポール貿易産業省が15日発表した2023年第4・四半期の国内総生産(GDP)改定値は前年比2.2%増と、伸び率は速報値の2.8%から下方改定された。市場予想の2.5%も下回った。

季節調整済みの前期比では1.2%増加。速報値は1.7%増だった。

24年のGDP成長率予測は1.0─3.0%に据え置かれた。

23年の成長率は1.1%で、前年の3.8%から減速した。

同省のベー・スワン・ギン開発担当事務次官は「23年のGDP成長率は主にその他サービス、情報通信、運輸・倉庫部門がけん引した」と指摘した。

シンガポール金融管理局(MAS、中央銀行)は1月に実施した今年最初の政策レビューで金融政策を据え置いた。

MASのチーフエコノミスト、エドワード・ロビンソン氏は15日、経済成長とインフレを巡る不透明感が続いているものの、金融政策は引き続き適切だとした上で、状況を注視すると述べた。

昨年12月のコアインフレ率は3.3%と、昨年初めのピーク(5.5%)から低下している。

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