北東北の若者、県外に出る理由1位は? いわぎんリサーチが調査

 

 いわぎんリサーチ&コンサルティング(盛岡市)が首都圏と仙台市で暮らす北東北出身の若者に行ったアンケートで、県外に出る理由を複数回答で尋ねたところ「やりたい仕事が地方では見つからない」が48.4%で最多だった。賃金だけでなく仕事のやりがいを重視する傾向が強く、県内定着には地元企業の魅力を高め、伝える努力が一層求められそうだ。

 岩手(149人)、青森(116人)、秋田(119人)の3県出身で18~34歳の計384人にインターネットで初めて調査した。

 県外に出る理由では「やりたい仕事」に次いで「賃金が高い」が43.2%で多く、「公共交通機関などのサービスが充実」が39.6%で続いた。地元以外の就職先を選んだ理由(複数回答)は「希望する就職先があった」が46.5%、「賃金が地元より高い」が31.8%で同様の傾向だった。

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