オリオールズがオハーンとの年俸調停を回避 1年350万ドルで合意

日本時間2月15日、オリオールズはライアン・オハーンとの年俸調停を回避し、2025年の球団オプションが付属した1年契約を結んだことを発表した。MLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者によると、オハーンの今季の年俸は350万ドルで、来季の球団オプションは750万ドル(バイアウトなし)。なお、球団オプションの金額は、オハーンが今季120試合に出場した場合に50万ドルアップ、150試合に出場した場合はさらに50万ドルアップし、最大850万ドルになるようだ。

現在30歳のオハーンは2018年にロイヤルズでメジャーデビューし、44試合で12本塁打、OPS.950を記録。しかし、その後は伸び悩みが続き、当初期待されたような活躍を見せられないまま、昨年1月に金銭トレードでオリオールズへ放出された。昨季は主に対右腕用のプラトーン要員として起用され、自己最多の112試合に出場して打率.289、14本塁打、60打点、5盗塁、OPS.802をマーク。一塁、DHに加えて外野の両翼もこなし、リーグ最多の101勝を挙げたチームに貢献した。

オハーンは昨季終了時点でサービスタイム(=メジャー登録日数)が5年を超えたため、今季がFA前の最終年となる予定だったが、球団オプション付きの1年契約を結び、来季もオリオールズの一員としてプレーする可能性が出てきた。今季の年俸について、選手側が380万ドルを希望していた一方、球団側は320万ドルを提示。合意できないまま年俸調停に突入する見込みだったが、両者の希望額の中間となる350万ドルで合意して年俸調停を回避した。

オリオールズは今オフ、17人もの選手が年俸調停権を持っていたが、最終的に年俸調停までもつれたのはオースティン・ヘイズとジェイコブ・ウェブの2人だけ。ほかの15人とは年俸調停を回避して1年契約を結び、そのうちオハーン、ダニー・クーロム、シオネル・ペレスの3人の契約には2025年の球団オプションが付属している。

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