雫石町の弔慰金、100分の1の1万円 町、新内部基準案を議会提示

 雫石町は14日、首長経験者の遺族に支払う弔慰金について1万円とする内部基準案を町議会に示した。前例にならって100万円を支出してきたが、100分の1に見直す方向だ。

 町によると、町勢功労者への弔慰金が1万円であることや他の自治体の状況を踏まえて金額を決めた。議員全員協議会で反対意見はなく、町は年度内に内部基準を改正する見通し。

 現在は町長、副町長、教育長の元職への弔慰金について「その都度協議して決める」と定めている。100万円の弔慰金は2005年に死去した名誉町民の岩持静麻氏を皮切りに元町長2人に対し支出したが、町民や議会から金額を問題視する声が上がっていた。

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